20060721

事始

 「一億総表現時代」という現代の波に乗るべく、blogという表現活動を開始。なんだかblogを始めるのが遅い感があるがそんなことは気にしない。「やってやろう」というモチベーションが湧いてきたことがとっても大事。自分は性格的に飽きっぽいところがあるが、今はそのやる気を大切にしてあげたい。(『ウェブ進化論』という本に感化されたことは秘密。本当はミーハーで短絡的。)
 
本ブログで書かれる内容の方向性として、主に、読んだ本の要約・考察、示唆に富むwebページの考察をしていくことを考えている。とりあえず、表現すること。blogのような性格の文章に限って言えば、表現するとは、自分だけが自分の主張を理解できるひとりよがりな文章を書くことではなく、自分の主張が他者にも理解できる形の文章を書くこと。そこで表現されるべき事柄は、自分の、紙・web上のテキストの咀嚼プロセス即ち「情報ソースの理解」。本やwebページという情報(ソース)をどのように処理し、理解したかということ。それが第一の表現されるべき事柄。

 情報が氾濫する荒海に否応無しに投げ込まれつつある、この今。「情報処理」は欠かせない。
PC・Web側の処理能力は、技術的にも確実に向上する見込みがあるが、人間の側の情報処理能力はこれから先、向上する見通しはよくわからない。人間側は、Googleやその他まだ見ぬWeb上の情報処理コンテンツの「ぬるま湯」につかり、自分の能力を使わなくなり、そのようなコンテンツ運営者以外の人間は逆にどんどんその能力を落としていくかもしれない。
それも或る意味被害妄想といえるかもしれない。そこまで人間は短絡で単純なものではないだろうが、「衆愚」という言葉もあるように、人は統制のない集団の中にいるとそれぞれが愚かになる傾向があるのは否めない。大量の情報を受容する大量の受け手。垂れ流しという無法地帯。そのような今の状況こそ、情報的衆愚にどんどん接近していっているのではないか。

そのような訳で、このちょっとした場所でちょっとだけ時間をとって、情報の処理とアウトプットをやってみようと。訓練とかそういった大げさなものではなく、しおりのような感じで続けていけたらいいと思う。

とりあえず、weblogを始めてみることにする。